京都大学人文科学研究所・共同研究班

「人文学研究資料にとってのWebの可能性を再探する」(班長:永崎研宣)

趣旨

 Web技術の発展にともない、人文学資料向けのWebサービス(以下、人文系Webサービス)においてもサービス同士の相互連携をはじめとする様々な面での新しい可能性が大きく拓けてきているが、古い設計に基づくシステムやデータの改良は容易ではなく、結果として、最先端のWeb技術が投入されたものとそうでないものとが入り乱れた状態になっており、利用者にとっての利便性という観点からは改善の余地がますます大きくなってきている。本研究の目的は、人文科学研究所における各種Webサービスを中心としつつ、本研究の共同班班員が関わっている様々なWebサービスの事例も含め、現在のWebサービスとして求め得る水準と実際のそれの距離を再検討することで、それを縮めるための方策を明らかにすることにある。この再検討にあたっては、各種人文系Webサービスの研究における意義だけでなく、当初計画や依拠する規格、予算の性格、低コストな改良可能性など、学会研究会で報告されにくい部分にも焦点をあてていくことで、問題の具体的な解決策に少しでも近づけることを目指す。

メンバー(共同研究員)

安岡孝一、守岡知彦、クリスティアン・ヴィッテルン、 永崎研宣、大向一輝、山田太造、岩崎陽一、 宇陀則彦、苫米地等流、後藤真、北岡タマ子、松田訓典、高田智和

期間

2013年4月より3年間

活動の記録

2013年度

2014年度

2015年度