2011-08-27創刊 ISSN 2189-1621
人文情報学月報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Digital Humanities Monthly
2017-03-31発行 No.068 第68号【前編】 660部発行
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◇ 目次 ◇
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【前編】
◇《巻頭言》「文理融合とは何か」
(堤智昭:東京電機大学情報環境学部助教)
◇《連載》「Digital Japanese Studies寸見」第24回
「大阪市立図書館デジタルアーカイブで権利の切れた画像資料が
オープンデータ化される」
(岡田一祐:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
【後編】
◇人文情報学イベントカレンダー
◇関連図書レビュー
“Shakespeare and the Digital World: Redefining Scholarship and Practice”
(Christie Carson and Peter Kirwan, ed., Cambridge University Press, 2014)
(北村紗衣:武蔵大学人文学部)
◇イベントレポート
講演会“Encoding Sanskrit s'a_stra: The TEI for Indic Scientific Treatises”
(鈴木洋平:東京大学大学院)
◇編集後記
◇奥付
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【人文情報学/Digital Humanitiesに関する様々な話題をお届けします。】
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◇《巻頭言》「文理融合とは何か」
(堤智昭:東京電機大学情報環境学部助教)
〈はじめに〉
最近、学問領域に文系か理系かどちらに分類できるかあいまいな領域が多くなっ
てきた。それだけ、多様化が進み、学問領域が学際的になってきたと言うことなの
か。そう言う筆者も大学で学んだ基礎的領域は工学部の情報工学分野であり現在の
職も情報系の学部で得ているが、在学中に縁があって研究活動の場を得たところは
文系の人文科学領域である。その点で、理系と文系の両方の分野で研究・教育活動の
機会を得たことは幸運と言えるかもしれない。以前であれば、「二足のわらじ」を
履いていると言われたり、「二兎を追う者、一兎も得ず」と言われたかもしれない。
しかし、今日、学際的な方向をめざす一つの方向に「文理融合」が模索されている。
「人文情報学」領域はまさに「文理融合」「学際」的な分野ではないかと思われる。
理系と文系、両方の分野で浅学ながら研究・教育活動を行ってきた者として、自
身の経験を振り返りながら研究に関する「文理融合」について考えてみたい。また
そのことから、人文情報学分野の今後の発展には何が必要かに触れてみたい。
〈学際的研究分野としての文理融合〉
さて、まず初めにどのような研究が文理融合型の研究であろうかということを考
えてみると、「融合」という単語が少々気にかかる。「融合」とは、二つ以上のも
のが混じり合い一つになることを示す単語である。辞書によると「文理融合」とは、
文系と理系両方の要素を含んだ学際的な研究を示しているようである。理系分野と
文系分野にまたがる分野横断型研究と言われると、イメージしやすく分かりやすい
だろうか。大学の学部でも近年、文理融合型の学部が設立されてきている。よくあ
る名称に文理融合を目指した生命環境学部、文化情報学部、社会情報学部などが文
理融合型の学部ということになる。例えば、一つの学部で社会学分野と生命工学分
野の両方の要素を含む研究・教育を行っていれば文理融合系の学部であるといえる。
本月報のタイトル「人文情報学」などはまさしく文理融合の学際的研究分野である。
〈工学系と言語系の融合研究〉
ここで筆者の研究について考えてみたい。これまでに筆者が行ってきたネットワ
ークに関する研究は、コンピュータネットワーク、とりわけモバイル通信に関する
技術的課題を解決するための研究である。インターネットに代表されるIPネットワ
ークを介して動作する複数のコンピュータノード群を、効率的に制御・管理し、シ
ステムの高信頼化、高性能化を実現することを目的としており、情報工学以外の分
野の要素は含まない。そのため文理融合型研究とは言えない。
一方、国立国語研究所で行ってきた訓点に関する研究について考えてみると、こ
ちらは言語学分野の訓点という要素に関する課題を、情報工学の技術を使用し解決
を試みるという研究である。訓点情報が付与された古典資料の電子化手法を検討・
提案し、コンピュータを用いた訓点の解析を行うという研究であり、文理二種類の
分野の要素を含んでいる。そのため、文理融合型研究と言って差し支えないだろう。
〈研究成果から見る文理融合〉
このように、文理融合型の研究を行っている筆者であるが、研究として二つの分
野が果たして「融合」しているのだろうか、と考えると少々疑問である。間違いな
く、分野横断型の研究であり、二領域の分野で連携をしている研究を行っている。
しかし、出力結果である学会発表や論文誌投稿の成果、位置づけ等を見てみると、
文系・理系どちらかの学会における出力結果、成果とみなされるのである。例えば、
訓点に関する研究成果については、日本語学会や訓点語学会で発表することになる
であろう。また情報に関する成果、例えば電子化手法の提案やデータベース設計等
の成果は情報工学分野の学会で発表することになる。つまり、研究の出力結果につ
いて検討すると、少なくとも筆者に関しては、文理は融合しているとは言えないの
ではないだろうか。
〈多様な成果の融合とそのあり方〉
次になぜ文理融合型研究の研究業績は融合しないのかということについて考えて
みたい。このことは、研究を遂行する研究者と、研究成果を発表する場について考
えるとわかりやすい。現在行われている分野横断型研究の多くは、一つの分野を基
軸とした研究者が、別分野を基軸とする研究者と連携して研究を遂行する。その中
で研究者は、業績として研究成果の発表・論文の本数が求められてくる。本数が多
くあればなんでも良いということではなく、当然所属する分野に近しい内容である
ことが望ましい。そのために研究成果のエッセンスを抽出し、それぞれの分野にお
ける発表に適した内容として、各分野の発表の場を利用して成果物を業績化してい
くことになる。
このように文理で分離していることが多い成果物の評価、業績化の対応の現状が
ある。この対応がうまくいかず業績化が容易にできない、業績化できても自身が主
とする分野では評価がされないといった分野に応じた不均衡が生じる場合もある。
人文科学とコンピュータシンポジウムに参加するとしばしば耳にする、「この分野
は言語学等の人文科学分野での業績化は比較的容易だが、理系の情報工学分野では
学術成果として評価される業績にするのがなかなか難しい」という問題である。こ
れは個々の研究内容によって異なるが、人文科学と情報工学の分野横断型研究では、
人文科学の課題に対して情報工学の技術を用いて解決を試みるという形の研究が多
いことも理由の一つであると思われる。あくまで、解決したい課題は人文科学の要
素であるため、その過程で開発した情報工学の技術や得られた知見が情報工学の論
文誌等では受け入れづらいのだろう。
〈これからの発展方向を期待して〉
一方で、今年5月に募集されることになった情報処理学会の「人文科学とコンピュ
ータ」特集論文誌は、情報分野に主軸を置く研究者としては非常にありがたい発表
の場となるであろう。今回は特集号であり定期的に刊行される論文誌ではないが、
この企画が一度きりで終わらずに今後も継続され、人文情報学の発表の場となるこ
とができれば、人文情報学分野の発展にも大いに貢献すると考えている。人文情報
学のように、複数の分野にまたがる分野横断型の研究領域が発展するためには、お
互いの分野で業績として評価される発表の場が用意されることが重要なのではない
か、と感じている。
近年はこのような現状も学際的研究の必要性が言われ、さらに「文理融合」が進
展するに従い、さらなる改善と学問的融合の方向が生じてきていると感じる。それ
ぞれの研究者の課題追及の歩みには、独自な新しい研究分野の確立があることを想
定して開拓することが重要であろう。
私事ではあるが、筆者は今年の4月から人文科学とコンピュータ研究会の運営委員
を引き受けることとなった。研究者としてスタートラインについたばかりの若輩の
身ではあるが、今後は人文情報学分野の発展のためにも、研究活動のみでなく成果
発表の場を広げ維持していく活動にも勤しんでいきたいと考えている。
執筆者プロフィール
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堤智昭(つつみ・ともあき)東京農工大学工学府電子情報工学専攻博士後期課程修
了(博士(工学))。在学中、国立国語研究所の非常勤職員として勤務する。その
過程で人文科学研究分野とも関わり、研究を行っている。主たる研究分野は、モバ
イル通信、セキュリティ等のコンピュータネットワーク分野。博士課程修了後は東
京農工大学特任助教を経て、現在は東京電機大学情報環境学部助教を務める。国立
国語研究所の「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」プロジェクトに共同
研究者としても参加している。
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◇《連載》「Digital Japanese Studies寸見」第24回
「大阪市立図書館デジタルアーカイブで権利の切れた画像資料が
オープンデータ化される」
(岡田一祐:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
2017年2月23日、大阪市立図書館は、デジタルアーカイブ中の権利的に問題のないと
思われる画像資料をオープンデータとすることを発表した[1][2][3][4]。
大阪市立図書館デジタルアーカイブ[5]は、2014年1月に現在のかたちになり、大
阪市史編纂所[6]が蒐集した資料を中心とする近世古文書や、近代大阪の絵はがき・
写真を中心に構成されている。オープンデータの形式としては、CC BY 4.0が採用さ
れており、「大阪市立図書館デジタルアーカイブ」によることが明示されていれば
よいそうである[7]。なお、「大阪市オープンデータの取り組みに関する指針」
[8]では、「データの検索性、利用における利便性向上を図るため、データ公開基
盤(カタログサイト、API等)を構築していく」ものとされているが、このデジタル
アーカイブについては掲載対象外とのことである(カタロギング対象外なのは、後
述のようなこともあるので残念であるが、このようなことが周知されているのは、
よいことである)[9]。
岡本氏が指摘するように[3]、このデジタルアーカイブはすでに公開されていたも
のであり、そのなかで公開できるものがオープンデータ化されたということである。
氏は、さらに、「同様にすでにデジタルアーカイブを持つ図書館等の文化機関」で
も、「考え方次第ですぐにでも同じことを始められ」ることを指摘し、諸機関が続
くことを鼓舞しており、げにもと思うが、それでは、今回は、どのようなものが
「公開できる」ものとされたのだろうか。それについては、追って報告があるのだ
ろうが、ここでは、CC BYが付された資料とそうでない資料を比較して推測を加えて
みたい。
2017年3月16日の時点では、館内限定公開画像を除いて(以下同、ただしこれはほぼ
住宅地図だろうと思われる)、11881件の画像が公開されており、そのうち、CC BY
が附与された資料は6967点であった(フリーワードに“CC-BY”を指定)。オープン
データのうちわけは、絵葉書=3052、浄瑠璃本=1432、大阪関係などの文書=1338、
写真=414、引札=303、百人一首文庫=212、芝居番付=114、間重富・間家関係文
書=102、水帳、家分文書、地図=0である。絵はがき水帳や家分け文書、地図が0件
なのは、プライバシー等の問題があろうかと思うし、オープンデータ化こそされて
はいないが、公開されていることじたい関係者の尽力を思わせるものである。さら
に、オープンデータ化対象の資料は、ほとんどがオープンデータ化されているとい
うのも注目すべきことである。浄瑠璃本や引札などの古典籍資料は全点がオープン
データ化されているし、近代のものでも、絵はがきは全3053点中3052点がオープン
データ化されているのであり、写真も418点中の414点であって、かなり丁寧に作業
が進められていたことが窺われるのである。
この作業を通じて、オープンデータ化されていない1点の絵はがきや、4点の写真が
どのようなものか気になったが、とくにそのようなものを検索できる手段はなく、
特定は困難であろう。また、5000件の検索上限があり、今後アーカイブが拡充して
いったとき、資料をどのように網羅的に見せるかは非常に課題であろうと思われた
(このような問題は、国会図書館のデジタルコレクションにもあり、独りここだけ
の課題ではないのだが)。また、細かいことだが、年代不詳のものの扱いが、「刊
年不詳」であったり、「出版年不詳」であったり、用語が揺れるほか、写本にも
「出版年不詳」と記載される例があり、そのような点もメタデータの観点からは課
題なのではなかろうか。ひとつの解決策としては、大阪市のカタログサイトからメ
タデータのみの提供をすることであろう。その際、リンクトデータなどの形式を採
用することが考えられるだろう。
本アーカイブのオープンデータ化によって、「ガイドブックへの掲載や大阪の情報
を発信するホームページなどの素材、土産物などへの活用を想定」しているとのこ
とだが[10]、公開されている画像の質は、かならずしも出版に耐えられるものば
かりでもないようである。撮影時期等々の都合によるのであろうが、低解像度の画
像は用途がどうしても限られてしまう。かぎられた調査では、高解像度の画像が発
見できなかったが、だとすればなおのこと、高解像度のデータへの誘導が課題であ
り、そのためには、検索方法の改善もさりながら、メタデータの公開が重要になっ
てくると思われる。LODハッカソンで本オープンデータが話題になったというが[11]、
このような問題を市民と協同で解決するというのは重要と考える。
[1]大阪市:報道発表資料 大阪市立図書館が所蔵する昔の写真・絵はがき等デジ
タルアーカイブの画像をオープンデータ化します
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000390304.html
[2]図書館所蔵の昔の写真・絵はがき等画像をオープンデータ化-大阪市立図書館
http://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jojeh77qp-510#_510
[3]大阪市立図書館、図書館所蔵の昔の写真・絵はがき等の画像をオープンデータ
化|カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/33536
[4]2017-03-03(Fri): 大阪市立図書館での会議と講演 | ACADEMIC RESOURCE
GUIDE (ARG) / アカデミック・リソース・ガイド http://www.arg.ne.jp/node/8838
[5]大阪市立図書館デジタルアーカイブ http://image.oml.city.osaka.lg.jp/archive/
[6]市史編纂所-大阪市立図書館 http://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=871
[7] オープンデータについて-大阪市立図書館
http://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=1633
[8]大阪市:大阪市オープンデータの取り組みに関する指針
http://www.city.osaka.lg.jp/ictsenryakushitsu/page/0000295385.html
[9]大阪市立図書館デジタルアーカイブにおけるオープンデータ公開について-大
阪市オープンデータポータルサイト
https://data.city.osaka.lg.jp/info/75.html
[10]大阪ゆかりの貴重資料6000点をデータで無料提供 市立図書館-産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080047-n1.html
[11]第8回LODハッカソン関西 in インターナショナル・オープンデータ・デイ大
阪2017|Peatix http://iodd2017osaka.peatix.com/
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続きは【後編】をご覧ください。
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人文情報学月報 [DHM068]【前編】 2017年03月31日(月刊)
【発行者】"人文情報学月報"編集室
【編集者】人文情報学研究所&ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)
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