ISSN 2189-1621

 

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国文学研究資料館

《連載》「Digital Japanology寸見」第1回 「『笠間索引叢刊』が一部国文学研究資料館で公開に」

◇《連載》「Digital Japanology寸見」第1回
「『笠間索引叢刊』が一部国文学研究資料館で公開に」
 (岡田一祐:北海道大学大学院文学研究科専門研究員)

 本号から、日本学におけるディジタル・ヒューマニティーズ(DH)的な話題に関
する時評をしていくことになった。日本学といっても幅広い分野であるし、全体を
覆おうとしたところで不勉強が露見するだけである。はばかりながら、題に掲げる
とおりの寸見に留まることをお許しねがいたい。稿者はふだん語学的な文献学をこ
ととしているが、西洋における日本学史にも感心がある。そこで、この連載では、
そのような関心から管見に入ったものを中心に、この半年ほどの話題から考えたこ
とをお伝えしたいと思っている。

 第1回めは、『笠間索引叢刊』の一部が国文学研究資料館で公開された件[1]を
取り上げたい。この『笠間索引叢刊』がインターネット上で公開されたことは、非
常に意義深いことだと思うが、それについては少々解説が必要かもしれない。まわ
りみちであるが、お許し願いたい。

◇イベントレポート(2) 国際シンポジウム「歴史的典籍画像の30万点Web公開と国際共同研究」

◇イベントレポート(2)
国際シンポジウム「歴史的典籍画像の30万点Web公開と国際共同研究」
http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/412275308.html
 (永崎研宣:人文情報学研究所)

 2015年2月18日 (水) 、国際シンポジウム「歴史的典籍画像の30万点Web公開と国
際共同研究」が大阪大学文学研究科にて開催された。筆者の知る限りでは最初の、
通称「歴史的典籍プロジェクト」の公開の場での発表ではなかったかと思う。筆者
としてはとても気になっていたプロジェクトの一つであったため、とにかく、大阪
まで出向いてお話をうかがうことにした。

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