ISSN 2189-1621

 

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DHM 074 【前編】

2011-08-27創刊                       ISSN 2189-1621

人文情報学月報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Digital Humanities Monthly

             2017-09-30発行 No.074 第74号【前編】 687部発行

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 ◇ 目次 ◇
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【前編】

◇《巻頭言》「なぜ、IIIFに取り組むのか~リポジトリの視点から~」
 (奥田倫子:国立国会図書館電子情報部電子情報流通課標準化推進係)

◇《連載》「Digital Japanese Studies寸見」第30回「京都大学電子図書館貴重資料画像データベースが新アーカイブに移行へ」
 (岡田一祐:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

【後編】

◇人文情報学イベントカレンダー

◇イベントレポート「アーカイブサミット2017 初日参加記」
 (永崎研宣:人文情報学研究所)

◇編集後記

◇奥付

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【人文情報学/Digital Humanitiesに関する様々な話題をお届けします。】
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◇《巻頭言》「なぜ、IIIFに取り組むのか~リポジトリの視点から~」
 奥田倫子(国立国会図書館電子情報部電子情報流通課標準化推進係)

 2017年9月現在、IIIF(トリプルアイエフ:国際画像相互運用フレームワーク)コンソーシアムには、世界の主要な研究図書館約50機関が参加している。また、100以上の機関がコミュニティメンバーとして、IIIFのAPIに対応した画像配信や関連ソフトウェアの開発に取り組んでいる。

 IIIFの急速な広がりを前に、本稿では、なぜ各国主要研究図書館がIIIFに取り組んでいるのか、IIIFは何をもたらすのかという点を考えたい。IIIFという取組みを牽引したのは、画像提供システムにおけるサイロ問題の解決や、開発作業の重複の回避、利用者にとっての煩雑さの解消といった技術的動機であるが、一方でIIIFは、研究図書館の基本機能、すなわち、研究資源の提供方法に関わる技術である。また、公開されたAPIやソフトウェアの利用は無料だが、仕様策定や運営に関わろうとすれば、コンソーシアムへの参加費がかかる。
コンソーシアム参加館の増加は、仕組みに賛同し、積極的に関わっていこうとする機関の増加に他ならない。IIIFへの対応の重要性が、技術部門を超えて、組織的に認識されていることを示唆するものである。

■なぜ、IIIFに取り組むのか
 各国で、貴重資料等のデジタル化が行われるようになって既に20年近く経つが、人文学研究者の間には現物志向が強く、デジタル画像の利用が進まないといったことが指摘されることがある。2006年にイギリスで実施された人文学分野におけるデジタル化資料の利用に関する調査LAIRAH(Log Analysis of Internet Resources in the Arts and Humanities)[1]では、同国内の人文学系資料のデジタル化プロジェクト約250件中21件を対象としたサンプル調査において、作成された画像の3分の1が全く利用されていないという結果が報告された。
公費によるものであれ、民間の基金によるものであれ、デジタル化された資料がアクセスされないのは出資者に対する説明責任という点で難がある。公費であれば尚更だ。

 市民による利用や観光資源としての利用の促進は、Europeanaのような検索サービスで解決を図ることができるかもしれないが、研究利用は別である。人文学系研究者のニーズを探る努力が、欧米のDHコミュニティで積み重ねられてきた。IIIFが提供するAPIやIIIFコミュニティで開発されるソフトウェアの仕様には、それらのニーズが反映されている。

 たとえば、中世写本の装飾部分や挿絵など、あるいは日本の江戸時代の刊本の頭書部分などを想像してもよいかもしれないが、資料画像の一部のみを研究資料としてクリップしたい場合、利用しようとするサービスがIIIFのImage APIに対応していれば、ユーザはあらかじめ範囲指定をしたリクエストを送り、必要な部分のみを自分の環境に持ってくることができる。

 また、Presentation APIは、取得した画像を、関連するメタデータとともに表示するためのルールを定める。マニフェスト、シーケンス、カンバス、コンテンツという基本構造で、資料に関する客観的な記述や物理的な構造、既に得られている知見やユーザが付加する注釈といった詳細情報を画像に関連づけることができる。古い資料は、複数の所有者の変遷を経る中で再製本や修復が行われる場合があるが、物理的な特徴の把握は、現物資料に比べてデジタル画像を素材とした場合の困難さが指摘されてきた点の一つであり、既知情報が取得できれば有難い。
また、人文学系研究における注釈の重要性は以前から指摘されており、近年では、欧米の学術出版社を中心に、注釈を学術コミュニケーションの単位として積極的に開示・流通させていこうという試みも行われている[2]。その点、IIIFのAPI仕様に、W3CのWeb Annotationワーキンググループでの成果が取り入れられているのは、研究者にとって価値が高いと思われる。

 さらに、IIIFコミュニティにおいては、画像の操作性を飛躍的に高めるようなソフトウェアの開発が行われている。これらを用いることで、複数機関から提供される画像を並べて表示したり、分割されて撮影された大型資料をつなげて表示したりといったことができる。また、研究のための高機能プラットフォームの構築も容易になる。
7月に公開されたトロント大学の「中世写本の研究のためのデジタルツール」では、OmekaというメタデータCMSと、IIIFコミュニティで開発されるビューアの一つであるMiradorを組み合わせ、注釈の共有・検索、画像の地図上への表示が可能になっている[3]。昨今、人文学分野においても国際的な共同研究が盛んに行われているが、短期間で成果を上げるためには、参加する研究者が情報を共有し、議論を行うためのプラットフォームは有用である。

 このように、各国研究図書館は、デジタル化資料の研究利用促進という、デジタル化後に直面した課題に対して、IIIFのAPIに対応した画像やメタデータの提供を行い、それを利用した先進的な研究環境の構築を促すことで解決を図ろうとしており、そのためにIIIFへの積極的な取組みを開始していると考えられる。

●IIIFは何をもたらすのか。
 もう一点、関係者が想像力を働かせなければいけない点は、IIIFが国際的に普及した場合、何をもたらすかという点である。

 まず、資料流通の正の循環と負の循環である。IIIFは、入手しやすい画像に対して、研究しやすい環境を提供する技術である。従って、画像やそのメタデータをIIIFのAPIで取得できる資料、所蔵機関や他機関・個人から付加的な関連情報がより豊富に提供される資料ほど、研究資源としてより多く、より深く、より広く利用されるようになり、さらに多くの関連情報、より優れた研究成果が生まれる、という正の循環が起こると期待される。正の循環から利益を受けるのは研究コミュニティだけではない。
たとえば、IIIF対応ビューアの注釈機能を用いて、デジタル化資料の翻刻データの作成やタグ付をクラウドソーシングによって行えば、関心ある市民は文化活動へ貢献する機会を得ることができ、リポジトリはテキストデータという新たな資産を形成することができる。一方、その逆の現象が、負の循環である。海外における日本資料の入手しにくさが、日本研究への関心の低下につながっているということは、近年たびたび指摘されているが、日本の研究図書館やリポジトリのIIIFへの対応が遅れれば、この傾向は増幅する惧れがある。

 さらに、IIIFが構築を容易にするウェブ上の研究プラットフォーム上で、デジタルで生まれる情報が多くなれば、研究成果の共有・発表の媒体や対象、粒度が多様化するということも予期される。研究成果として論文や単行本などが出されるのが一般的だった時代には、論文という形に整えられない断片的な発見や気付きは、陰の存在として、関係者のみの知るところでよいという暗黙の了解があった。
しかし、アクセス制限を変えるだけで、研究成果を簡単に公開することができるような技術的条件が整えば、研究成果と出版物の境界線のひき方に、いろいろなパターンが考えられるようになる。
注釈を学術コミュニケーションの単位として流通を促そうとする学術出版分野での動きについては前述したとおりだが、IIIF以前からデジタル人文学が発展してきた欧米では、特定の研究者グループ内で共有されてきた注釈やタグ付テキスト等の研究成果を、ジェネティック・エディション(genetic edition)や電子学術版(electronic scholarly edition)として出版する際に、どの時点で固定するか、公開する部分はどの範囲か、より固定的な方法(紙媒体)でも出版するかなどが議論されることがあった[4]。
ウェブ上の研究プラットフォームが一般化すれば、日本においても同様の議論が起こる可能性がある。

■リポジトリの選択肢
 以上、なぜ各国主要研究図書館がIIIFに積極的に取り組んでいるのか、IIIFは何をもたらすのかという点を考えてきたが、画像コンテンツを管理・提供している機関(=リポジトリ)の当面の選択肢としては、次の4つになるのではないだろうか。

 (1)自館サービスに、IIIFの各種APIへの対応を実装するかどうか。
 (2)IIIFの特性を生かした、自館サービスの再設計を行うかどうか。
 (3)ビューアや追加機能等、関連ソフトウェアの開発に関与するかどうか。
 (4)コンソーシアムに参加し、APIの仕様策定や普及活動に携わるか。

 このうち、(1)については、所蔵資料を資料流通の正の循環に入れていくという視点から、公費で運営されるリポジトリは、できる限り取り組んだ方がよいと思われる。国立国会図書館の「国立国会図書館デジタルコレクション」も、今年度のシステム改修でIIIFに対応予定だ。(2)から(4)については、各リポジトリの利用者特性や経営戦略、人材や資金等リソースの入手可能性次第ということになるだろう。

 また、長期的には、人文学分野における研究成果の共有・発表形態の変化を見守り、次の研究の資源として保存すべき対象を各リポジトリの使命に応じて判断していくという課題もある。これは、国の文化資産を保存していく使命をもった国立図書館として、筆者の所属する国立国会図書館がまず考えていくべき課題なのかもしれない。

 国立国会図書館は、12月に、IIIFとそれに対応する最新のアプリケーションを利用する参加型イベントを開催する。IIIFに関心のある方、地域資料に関心のある方のご参加をお待ちしている。

(本稿中の意見に係る部分は、筆者の個人的見解であり、所属する機関を代表するものではない。)

[1] http://www.ucl.ac.uk/infostudies/claire-warwick/publications/LAIRAHrepor...
[2] https://hypothes.is/annotating-all-knowledge/
[3] http://digitalnagasaki.hatenablog.com/entry/2017/07/04/041007
[4]人文学分野の電子学術版に関する研究プロジェクトの例として、 http://dixit.uni-koeln.de/

執筆者プロフィール
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奥田倫子(おくだ・ともこ)東京大学教育学部卒。ライデン大学人文学部Book and Digital Media Studies修士課程修了。2001年から国立国会図書館勤務。2008年から同館関西館電子図書館課にて、電子情報の保存にかかる調査研究、デジタル化資料の提供、歴史的音源等を担当する。育児休業期間を経て、2015年から同館電子情報部。2017年4月から現職。

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◇《連載》「Digital Japanese Studies寸見」第30回「京都大学電子図書館貴重資料画像データベースが新アーカイブに移行へ」
 (岡田一祐:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

 2017年9月8日、京都大学図書館機構は京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(以下、京大貴重資料アーカイブ)を試験公開し[1][2]、同機構が提供する京都大学電子図書館貴重資料画像データベース[3](以下、京大貴重資料データベース)から順次移行していくことを発表した。

 京大貴重資料データベースは、京都大学附属図書館の電子図書館が試験段階であった1996年の今昔物語集に関する展覧会のために用意されたものから大きくなっていったもので[4]、設置場所を変えつつ20年来やってきたものが、はじめて大幅に手を加えられることになる。
今回の移行では、画像アーカイブのウェブ公開規格であるIIIF(International Image Interoperability Framework)への対応が目玉とされており、IIIFマニフェストを利用することで利用者の閲覧手段が広がるほか、サイト側ビューワーもMiradorとUniversal Viewerのふたつが用意されており、利用者における閲覧環境の改善ということがテーマなのだと思われる。

 京大貴重資料アーカイブで公開されているものはまだ1500タイトルほどと、7000点をデジタル化している京大貴重資料データベースに比べれば小規模であり[5]、また使い勝手も今後手を加えられていくものと思うが、現段階として思うことは、コレクションごとに閲覧できないケースが多々あり、サブコレクションまで開かないとならないのは不便なことが多いということである。
たとえば、「維新特別資料文庫」[6]は、サブコレクションは「書簡等」・「軸物等」・「写真」等、資料種別に分かれており、よくあるもののようにも思うが、たとえばこの文庫のなかの吉田松陰関係資料がなにかというと、検索画面に移ってコレクション名とキーワードを併用するといったことになりそうである。ファセット検索が望ましいといいたいわけではないが、サブコレクションで分けすぎるのも考えものである。
これは、資料の読みで機械的にサブコレクションに分けられている大型コレクションで顕著で、たとえば「一般貴重書(和)」[7]などは調べているものがよほど分かり切っていなければひとつふたつ開いてあきらめてしまう。提供側の体制は利用者にとって無関係であり得るので、本格的な提供に入るまえに検討していただけたらとも思う(利用者としては、件数が多すぎるように思えるのは、システム上どうにもならないなどといったことを除いて、気にしないでほしいと思う)。

 京大貴重資料データベースの出だしとなった「今昔物語集」鈴鹿本には、当初より活字本文が提供されている([4]、山田・忽那論文参照)。そこで提供されていた活字本文は京大貴重資料アーカイブでも引き継がれるとのことである[8]。新アーカイブでの本文提供の様態には問題も指摘されており[9]、既存の規格に合わせるうえでの難しさを感じさせるが、このほかにもデータベース時代にあった複数の本文閲覧方法は現時点で対応できていないなどといった点も課題としてあろうと思われる。
望外のことではあろうが、外部にある活字本文をこの画面に取り込むことができたらなどとも思う。

 試験中ということもあって再利用の規程は従前のとおり制約の多いものとなっているが[10]、規程のページには「【京都大学附属図書館では、画像利用促進のため、コンテンツ二次利用の条件を見直しているところです】」と大書され、なんらかの自由なライセンスの適用に向けた措置が期待される。
京大貴重資料データベースの2000年当時の現状を伝える[11]において、「公開中の詳細画像データにおける商用的利用防止策」(p.220)が検討されているのとは、隔日の感を覚える。図書館そのものも、電子図書館にも伝統があるゆえに移行は容易ではないと思うが、豊富なコレクションはわざわざ言挙げするまでもないほどである。これからは、カルガリー大学の楊氏の言を借りれば、「研究者たちが本領を見せる順番になる」[12]ものと思われる。

[1]トップページ | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/
[2]京都大学図書館機構-【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブを試験公開しました http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1375887
[3]京都大学電子図書館 貴重資料画像 | Kyoto University Digital Library Rare Materials Exhibition http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/index.html
[4]山田周治・忽那一代(1998)「京都大学附属図書館所蔵貴重資料画像データベースの作成と公開について」『大学図書館研究』53 http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/gtest/report.htm
磯谷峰夫(2000)「京都大学電子図書館システムの現状」『情報管理』43.10 https://doi.org/10.1241/johokanri.43.926
なお、電子図書館システムの閲歴を見ていると、百年史や元館長の手になる「樋口一葉小説集」なるこころみがあったことが分るが、これらは2012年で廃止されている:京都大学図書館機構-『京都大学電子図書館 電子化テキスト』の提供を終了します http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/11079
いちおうInternet Archiveを通じて過去の様子を窺い知ることはできる: http://web.archive.org/web/*/http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/txtin...
これを見ると、百年史は構造化テキストで公開されていたようである。上記の廃止案内でかわりに提供されたものは透明テキスト付きPDFであるが、このようなフォーマットの簡素化はなんとも考えさせるところではある。なお贅言を付け加えれば、ここで交渉中とされる「樋口一葉小説集」は、青空文庫に無事引き取られたようである。これもまた、時代の変化を如実に物語るものといえよう。
[5]京都大学貴重資料デジタルアーカイブについて | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/about には、「これまでに電子化した資料は約7,000 タイトル(平成28年度末現在)に及び、国内でも有数の規模を誇ります」とある。
[6] https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/ishin
[7] https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/ippan-wa
[8]国宝-今昔物語集(鈴鹿本) | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/classification/pickup-nt
[9] https://twitter.com/_masaka/status/906747375015804928
[10]コンテンツの二次利用について | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/reuse
[11]朝妻三代治(2000)「「京都大学電子図書館システム」の現状」『薬学図書館』45 https://doi.org/10.11291/jpla1956.45.218
[12]絵巻三昧: 京都大学デジタルアーカイブ http://emaki-japan.blogspot.jp/2017/09/blog-post_9.html

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 続きは【後編】をご覧ください。

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人文情報学月報 [DHM074]【前編】 2017年09月30日(月刊)
【発行者】"人文情報学月報"編集室
【編集者】人文情報学研究所&ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)
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