◇イベントレポート(3) 公開研究会「イメージのサーキュレーションとアーカイブ」 : http://kobe-eiga.net/event/2015/03/527/ (古賀 崇:天理大学人間学部総合教育研究センター)
2015年3月21日(土)に、神戸映画資料館(神戸市新長田)にて、神戸大学地域連 携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」、および一般社団法人神 戸映画保存ネットワークの共催により、標記の研究会が開催された。神戸では2014 年3月に「大学・地域・連携シンポジウム:映像、アマチュア、アーカイヴ」が開催 されており、本研究会はそれに続き「映像、アマチュア、アーカイブ」を考察する 機会と位置づけられる。
◇イベントレポート(2) シンポジウム「Digital Humanities & The Futures of Japanese Studies」 : https://www.si.umich.edu/events/201503/symposium-digital-humanities-futu... (橋本雄太:京都大学大学院文学研究科 博士課程後期)
◇《巻頭言》「建築データベースから物語へ-ドラマ『昼顔』の中の夕照橋-」 (谷川竜一:京都大学地域研究統合情報センター)
1.物語の紡ぎ手を待つデータ
筆者は、建築の歴史(建築史学)を専門とし、特に建築と人間がどのような関係 を取り結んで来たのかということを、20世紀のアジア・日本関係の枠組みの中で研 究している。その研究の一環として、例えばアジアの諸都市に過去200年の間に建て られて、今も残っている近代建築のストックを地理空間上にデータベース化してい る[1]。